28年の歴史に幕を閉じる
タイの首都バンコクで「日系百貨店」として親しまれたバンコク伊勢丹は、8月31日をもって1992年の創業より28年に渡る営業を終えました。同日の午後には、多くの利用客とメディア関係者も集まり、店舗スタッフらによる閉店イベントが開催されました。
8月29日土曜日には、伊勢丹タイランドの公式Facebookページにて「いよいよ、さよならを告げる時が来たようだ」とのメッセージがアップされています。
寄せられたコメントの中には、
「伊勢丹がなくなるなんて寂しい」
「長い間素晴らしいサービスをありがとう」
「セントラルワールド(伊勢丹が入るショッピングモール)に行く理由は伊勢丹だった」
「とても寂しい!また会う日まで!」
といった閉店を惜しむメッセージが多数書き込まれており、その数は9月1日時点で10,000件を超えています。
9月1日月曜日には、利用客に対して28年にわたる感謝の言葉が綴られています。
移転の有無は不明
三越グループはセントラルワールドからの撤退後について、新天地で営業を再開するかどうかについては明らかにしていません。
また、バンコク伊勢丹がセントラルワールドとの提携を終了することになった理由も明らかにはされていないとのことです。
セントラルワールドを運営するCentral Pattana Plcによりますと、現在伊勢丹がテナントとして入っている27,000㎡に及ぶスペースは次世代のショッピングモールとしてリニューアルオープン予定だということです。
Source:Bangkokpost