年末から年始にかけて、日本からタイに遊びに来る人達もいると思うので、住んでいる人ならではの、タイの乗り物の乗り方や注意点なんかを書いていくよ。
慣れてない人は、ちょっと注意をして乗って欲しい庶民の乗り物、シーロー、タクシー、バイクタクシーの、ガイドブックでは教えてくれない、乗り方と注意点!
シーローに乗ろう!
シーローは軽トラの荷台を人が乗れるように改造した乗り物だよ。プロンポン周辺の奇数ソイにしか停まっていないけど、多少発音が悪くても通じるし、何よりもシーローの運転手は、道をよく知っている。恐らく、タイの運転手の中でも一番道を知っているのがシーローの運転手なんじゃないかな?ほとんど日本人が乗るので、日本人が行くようなお店は店名だけで通じるほどだ。
なので、駐在員の妻達が一番利用している乗り物がシーローだ。フジスーパー1号店やスクンビット39のパクソイ、スクンビット49の辺りにもよく停まっているよ。一応縄張りがあるけど、走っているシーローを停めて普通に乗ることもできるよ。
乗車料金は、大体1km30B~距離によってまちまちだよ。シーロー乗り場で乗った場合は、駐車料金としてプラス10B払うのがマナーだよ。運転手の言い値で乗る時は勝手に加算されているので、言い値を支払えばOKだよ。
注意点
- たまにボラれる
- 遠くまでは運んでくれない、特に男性はあんまり運んでくれない
- 妊婦さんは乗ったらダメ、揺れで流産の危険も
- よくナンパしてくる(特にスクンビット49)
タクシーに乗ろう!
タイのタクシーは初乗り35Bと、とっても格安なので、観光客や在住者やタイ人にとっても重要な足になっている。ただし、あまり道を知らない。加えてほとんどのタクシードライバーはタイ語しか話せない。たまに英語が話せるドライバーがいるけど、観光客がいるホテルの前辺りで張込みしてて、乗ろうとすると「150Bね!」とか言ってメーターを倒さない人が多い。なので、タクシーに乗る場合は、自分で道案内ができる程度にタイ語が話せた方がいい。
そして、ここからが大事なんだけど、密室なので女性1人ではあまり乗らない方がいい。数年前にも観光客の女性2人が法外な料金をふっかけられて拒否したところ、散々殴られたという事件も起こっているし、私の知人女性はタクシーで少し遠くに行こうとしたところ、全く違う道をどんどん走り、抗議してもニヤニヤ笑うだけで聞いてくれず、怖かったので信号で停車した時に逃げたという怖い話もしてくれた。
また、子供とタクシーに乗った際、鞄が運転席の近くにあったそうで、鞄を取られかけたという友人もいる。タクシーに乗る場合は十分注意をして、決して寝てはいけない。日本のタクシーのような安全は、タイのタクシーには求めてはいけないんだよ。
タイ人に聞いた、最低限の防御手段は、タクシーの扉の所にある黄色いプレートのナンバーを携帯で控えているように見せること、だそうだ。あからさまにやったら怒られるので、チラチラ見ながら携帯をいじっていると、相手も下手なことはしづらいそうだよ。タイ人曰く、「タクシードライバーはね、誰でもできる仕事だから、育ちの悪い人も多くて危ないのよ」だそうだ。
もちろん良いタクシードライバーさんもいることはいるけど、自衛するに越したことはない。
注意点
- メーターを倒さず、たまにボラれる(そういう時はメーター!と叫ぼう)
- 道を知らない、知らなくても知ってると言って、後で聞いてきたりする
- 気が短い人が多いので、逆らわない方がいい
- 女性1人で乗るのは危険
バイクタクシーに乗ろう!
バイクタクシー、略してバイタク。またはタイ人風にモーターサイクル、略してモーサイ。実は私はこの乗り物が一番好きだし、一番よく乗っている。渋滞してもスイスイと車の横を走り抜けられるし、値段も地域によって多少異なるけど、大体1km以内で10Bと良心的。
でもこのモーサイ、かなり危ない。人によっては凄いスピードをだすし、車の横を縫うように走り抜けるものだから、いつ引っかかって転倒するんじゃないかとヒヤヒヤする。なので、モーサイは大通りではなく、小さい通り、ソイの中を走る時に乗るといいと思う。
乗る時は、ちゃんと跨って乗って、片手は後ろの掴まる部分をしっかりと握り、もう片手でドライバーの腰にしっかりと掴まろう!私みたいに横乗りしてはいけない。だって危ないから。
注意点
- やはりたまにボラれる
- バイクなので、転倒すると本当に危ない
- 地域毎に縄張りがあるので、縄張り以外では乗せてくれないこともある
全部見てると、共通点が「ボラれる」ってところがタイらしいよね。あと、タイといえばオート三輪の「トゥクトゥク」という人もいるかもしれないけど、今回は主にタイ在住者が使う乗り物紹介なので外したよ!
バンコクの景色は話のネタがいっぱいだから、いろんな乗り物に乗ってみると楽しいよ。