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天然ドクターフィッシュを求めてカンチャナブリーを訪ねた。

「天然のドクターフィッシュが棲む滝があるらしい!」

ことの発端は不確かなそんな情報だった。真相を確かめようと、友人を連れてドクターフィッシュが生息するというカンチャナブリーを訪ねた。

ドクターフィッシュと言えば、ヒトの足などの古くなった角質を食べるあの魚。魚を使うエステのようなもので、バンコクでもカオサン通りなど観光地にドクターフィッシュ入りの水槽が置かれたりしている。体験した旅行者も多いことだろう。いつもならお金を払って体験するドクターフィッシュ。今回は自然の山中で、「天然エステ」を体験することにした。

バンコクの西約130kmにあるカンチャナブリー。ここよりさらに北西に65kmのエラワン国立公園の中にある「エラワン滝」が今回の目的地。観光地としても有名な国立公園の滝に、果たして天然のドクターフィッシュは生息するのか。

カンチャナブリー駅に着いのがちょうど昼。ソンテオを1台チャーターし国立公園を目指した。65kmの往復で1,000THB。バスもあるのだが、本数が少ないため駅を午後に発つ場合はソンテオをチャーターした方が無難だ。 ソンテオに揺られること約1時間。ようやくエラワン国立公園に到着した。

国立公園の入場料は外国人が200THBだが、ワークパミットを持っている外国人はタイ人と見なされ30THBで入場が可能。ワークパミットを携帯していなかったが、タイの運転免許証を見せたところ「これでいい」と言われた。こういう時のためにもタイの免許証を取得しておくと便利。

エラワン滝は大きく7段に分かれていて、手前にある第1の滝から一番奥の第7の滝までは約2kmも離れている。公園内には様々な蝶も飛んでいる。

まずは第1の滝へ。魚はたくさん泳いでいるのが見えるが、足を入れても何の反応もない。

第2、第3の滝へ移動しても結果は同じ。このあたりは休日のピクニックを楽しむタイ人客でにぎわっている。

諦めかけながらも第4の滝へ移動し、水中に足を入れてみたところ、どういうわけか魚が次々と集まってくる。

小さい魚はくすぐったく、大きい魚は少し痛い。これはたまらない。

後に分かったことだが、もともとドクターフィッシュと呼ばれている魚は西アジア原産のGarra rufaという歯のない魚のこと。Garra fufaはアトピー性皮膚炎、乾癬などの皮膚病に治療効果があるとされている。

一方、エラワン滝に生息する魚はchin chinというアジア原産の魚。同様に古くなった角質を好み、近年は「ドクターフィッシュ」と呼ばれはするものの、微小な歯があるため肌が傷つくことも。皮膚病の治療目的としては勧められないという。

天然ドクターフィッシュを堪能した後は、天然ウォータースライダーにも挑戦。

意外と怖い天然ウォータースライダー

気がつくとあっという間に国立公園の閉まる16:30。心地よい疲れとともに、久々に童心に返って遊んだ満足感でいっぱいだった。

エラワン滝に棲む天然ドクターフィッシュと天然ウォータースライダー。一度、体験してみては。

現地までの行き方

『バンコク→カンチャナブリー』
[バスの場合]:
南バスターミナル(サーイターイ)から。エアコンバス:4:00-22:00の間20分おき。所要時間2時間、99バーツ。

[列車の場合]:
トンブリー駅7:45発,13:35発 所要時間3時間、外国人一律100バーツ。
(列車の旅の方が快適で「旅をしている感じを味わえる」ので個人的にはオススメです。)

『カンチャナブリー→エラワン国立公園』
[カンチャナブリーバスターミナルより]
8170番エラワン行きバス8:30-17:20の間50分おき。所要時間1時間半、47バーツ。
もしくは、ソンテオをチャーター。往復1,000バーツ程度。

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