タイの少年野球チームが世界と対戦
先月、日本を舞台に行われた「第32回少年軟式野球世界大会(U12)」(7月25日~28日/江戸川区臨海球技場)にタイチームが出場、日本や世界各国の強豪チームと熱戦を繰り広げた。
同大会は12歳以下のチームによる世界大会で、オーストラリア、ブラジル、中国、台湾、ペルー、シンガポール、タイ、日本5(オール江戸川、精華アトムズ、オール大阪、藤代ラッキーズ、日本女子)の計12チームが参加。
タイは予選リーグ初戦で強豪の台湾に0-5と敗れたものの、続くオール大阪戦では3-4のサヨナラ負けと善戦。最終戦の順位決定戦では、シンガポールに6-4と勝利して9位の成績だった。
日タイ混合の“タイ代表”
タイチームを率いたのは、日本人の青山功さん。20年以上前、野球というスポーツが存在しなかったタイで日本人・タイ人混合の少年野球チーム「バンコク・サンダース」を立ち上げ、タイ代表監督なども歴任してきた“タイ野球の父”的存在だ。
今回出場したタイチームもこのバンコク・サンダースに所属する選手たちで構成されており、タイ人6人、日本人10人という日タイ混合の“タイ代表”だった。
タイで人気のスポーツといえば、まず浮かぶのはセパタクローやサッカー。タイと野球、というとあまりピンとこないだろうが、日本人とタイ人がタイ国旗を背負って戦うというのは非常に興味深い。
スポーツ界における「日タイ交流」の一つとして今後も注目したいチームだ。
●バンコク・サンダースHP