世界で有名なタイを代表するリゾート「プーケット島」
東南アジア随一のビーチリゾート、プーケット島。数多くの外国人が訪れる世界的にも有名な島である。その為、島という立地(もう橋で繋がってるんだけどね)や、リゾート地と言う事で様々な物やサービスの値段が少し高め。その中でも、タクシー、トゥクトゥク、乗り合いバンなどの、値段の高さは旅行者から不満の声が上がっている。
しかし、これらの商売は一部マフィアやその他の強固な利権構造に阻まれ、運賃の引き下げや新規業者の参入が難しく、軍政による取締り以降も変わらず行なわれている様である。
パトンビーチを結ぶ新たな路線バンサービス
そんな中、その旅行者の声に答えるように、タイ陸運局プーケット県事務所は、プーケット島の県庁所在地であるプーケット市の第1バスターミナルと島内の人気ビーチ、パトンビーチを結ぶ路線バンの運行を開始すると発表した。距離18キロ、所要時間1時間で、1時間に1本運行する。運賃50バーツ。営業時間はパトン発が6:00-17:00、プーケット発が7:00から18:00との事。
…コレだけ聞くと、対策をしているのだなーと思うのだが、ちょっとまってくれ。
多くの旅行者は空港からも来る。なのに、プーケット市内からパトンまで。(ちなみに空港からプーケット市内までは1時間~1時間30分かかる。)パトンにいく場合、空港からプーケット市内までの最安値だと思われるエアポートバスで85B。そこから今回発表されたバスを利用して50B。合計135B。
空港からパトンまで、直接向かうエアポートバスで120B。あれ、直接の方が安い…その他、タクシー、リムジンタクシー、ホテルタクシーなら400B~といった所。
なら、長距離バスで来る旅行者向けか?
2012年に長距離バスはプーケットタウン北の、新バスターミナルから発着するようになったようである。したがって、プーケット市内から例のバスを利用して向かった場合、新旧バスターミナルを往復しているバス、もしくは市内循環バスで10B。そこから今回のバンで50B。計60B。
うーん、確かに安いが、たいした違いじゃないね。
しかもすでに、プーケット市内とパトンビーチはソンテウといわれる乗り合いバスの様な物が30分に1本走っており、運行時間は7:00-18:00。
料金は35B(だったかな?)。18:00以降だと60B(になると記述があったような)、もしくは、特別チャーターとなり、100Bや200Bといわれる事もあるが、そんなに無茶な値段ではない。
営業時間も一緒で、本当に何のために運行するのか謎な路線。
ほとんど利用価値が無いと思われるので、いつまで持つのか、なんなら本当に運行するのか怪しいと思っております。本当に改善して欲しいのはパトンのぼったくりトゥクトゥクなんだけどね。
※料金は私が去年訪れた時の記憶を元に書いているので、違うかも知れません。