国立公園を管理している、天然資源・環境省傘下の国立公園・野生動物・植物局によると、タイ国内にある国立公園の維持・管理のために徴収している今期(2016年10月~2017年6月まで)の入場料総額が17億バーツ(約51億円)近くに上っていることが明らかとなった。
入場料の徴収金額が多いタイの国立公園 トップ6
1位 ノパラッ・タラ・ビーチ-ピピ島(ピピ諸島)国立公園
Had Noppharat Thara - Mu Ko Phi Phi National Park
(クラビ県)
今期の入園料徴収金額:計4億2800万バーツ(約12億8400万円)
1人当たりの入園料 400バーツ(約1200円)
2位 シミラン諸島国立公園
Mu Ko Similan National Park
(パンガー県)
今期の入園料徴収金額:計2億9900万バーツ(約8億9700万円)
1人当たりの入園料:500バーツ(約1500円)
3位 パンガー湾国立公園
Ao Phang-Nga National Park
(パンガー県)
今期の入園料徴収金額:計2億2500万バーツ(約6億7500万円)
1人当たりの入園料:300バーツ(約900円)
4位 エラワン国立公園
Erawan National Park
(カンチャナブリー県)
今期の入園料徴収金額:計7500万バーツ(約2億2500万円)
1人当たりの入園料:300バーツ(約900円)
5位 カオヤイ国立公園
Khao Yai National Park
(ナコンラーチャシーマー県)
今期の入園料徴収金額:計7200万バーツ(約2億1600万円)
1人当たりの入園料:400バーツ(約1200円)
6位 カオレームヤー-サメット島(サメット諸島)国立公園
Khao Laem Ya - Mu Ko Samet National Park
(ラヨーン県)
今期の入園料徴収金額:計7200万バーツ(約2億1600万円)
1人当たりの入園料:200バーツ(約600円)
※1人当たりの入園料の金額は、外国人(大人)の国立公園入場料を指す。
(2017年7月3日時点で国立公園事務局ホームページに掲載されている情報に基づく)
外国人(子供)の入場料は、通常、大人の半額前後に設定されている。
一方、タイ人向けの入場料は、外国人よりもかなり安い金額となっているのが通常。
国籍や年齢(大人-子供)で入場料の金額に違いがあるため、「徴収額が多い」=「入場者数が多い」と一概には言えないが、上位にランクインしている国立公園は人気が高い観光地であるということが伺える。
これらの国立公園入場料は過去にも値上げが行われてきたが、国立公園・野生動物・植物局の将来的な方針としては、政府からの予算のみでは十分ではないとして、観光地開発や国立公園職員に対する社会保障などに用いるため、更に値上げすることも検討されているそうだ。
Source: Kapook!, タイ国立公園事務局ホームページ