2019年8月、Spice Upグループが主催する学生向けプログラム『Samurai Curry Project』がインジャルーン市場で実施された。Samurai Curry Projectとは2014年カンボジアでスタートした学生に特化した実践型海外研修プログラムである。
全く知らない場所、全く知らない人に現地の人の助けを借りて、食べ物を販売するプログラムである。”言うは易く行うは難し”で、大人でも二の足を踏むだろう。だが、日本では海外チャレンジできる人材を急しており、本プログラムは正にうってつけだ。その証拠にSpice Upグループの学生向けプログラムには2018年までに日本全国118の大学から述べ1024人が参加している。ただモノを販売するだけではなく、4P、3C、PDCAと現実のビジネスに必要なスキルを短期間で体験する。
バンコク最大のインジャルーン市場
今回、インジャルーン市場の全面的なバックアップがあり、バンコクでは初めての開催となった。インジャルーン市場は1955年に開かれたバンコクで一番古い市場で、またバンコク最大の私設市場であり、ISO9000を取得している清潔で安全管理が徹底した市場で総面積15,000平方メートルの敷地には、約1,600店が軒を連ねている。
1日2万人のお客さんでにぎわう場所
に肉、魚にお米、調味料から果物などタイ各地から集まるあらゆる食料品を中心に、衣料品や雑貨にいたるまで、あらゆる日常品がここで揃う。プロの料理人から家庭の主婦まで1日2万人のお客さんでにぎわうこの市場は料理教室やフリーマーケット、フードコートなども併設し、年中無休で夜明けから夕方まで人が途切れることがない。
タイから世界へ、日本から世界へ
インジャルーン市場はより開かれた国際的な市場を目指して様々な取り組みをしている。タイから世界へ、日本から世界へ、共に世界にチャレンジする企業同士がタッグを組んだ形だ。現在、地下鉄MRTの工事も進み、早ければ来年2020年には市場前に駅が完成する。ドンムアン国際空港からも近く、益々アクセスしやすくなるこの市場はタイ人のみならず外国人の新しい観光地の1つとして認知される日が近そうだ。
<参考>
www.yingcharoen.co.th/index-en
samuraicurry.com/internship_result/