“王者”ブリーラムの4連覇を阻む!
10月12日、タイサッカー界の三大タイトルの一つであるトヨタ・リーグカップの決勝が行われ、BECテロ・サーサナが4連覇を狙う“王者”ブリーラム・ユナイテッドを下して初優勝を飾った。
試合はスコアレスのまま前半を折り返すと迎えた後半30分、BECテロ・サーサナがコーナーキックから元日本代表DF・岩政大樹のゴールで待望の先制点。試合終了間際にも追加点をあげたBECテロ・サーサナが2-0で勝利し、今季のタイサッカー界最初のタイトルを手にした。
また、この試合のMVPにはディフェンスの中心として完封勝利に貢献、大きな先制ゴールもあげて攻守に活躍した岩政が選ばれた。
下地、岩政の日本人コンビがタイトル獲得に貢献!
BECテロ・サーサナといえば、今季開幕前に岩政の鹿島アントラーズからの移籍で日本でも注目を集めたチーム。さらに前線には今季ここまで14ゴールで大活躍の下地奨がおり、攻守の日本人コンビがタイトル獲得に大きく貢献した。
ここ3年間の3大タイトルを振り返ると、計9つ中8つのタイトルを手にしたブリーラムの圧倒的な強さが光る。リーグ優勝もこの6年間はブリーラムと、ライバルのSCGムアントン・ユナイテッドが分けあっており、この2チーム以外の優勝はタイサッカー界にとって久しぶりのこととなった。
近年の二強体制に風穴を開けたのが攻守に日本人選手が活躍するチームであったことは、今や世界一多くの日本人がプレーするリーグとなったタイリーグで、日本人選手への評価がさらに高まることにつながるかもしれない。
【トヨタ・リーグカップ決勝のハイライト映像】