AECって言うけれど…加盟各国の結びつき度合いを見る

Last updated:

「AECって言うけれど…。」シリーズ3回目は、ASEAN加盟各国が世界中のどの国と結びつきが強いのかをまとめたデータ。貿易相手国ごとに輸出額と輸入額の和=貿易総額を比較、結びつきの強い順に%で表してある。(出典はいずれもIMF)

ASEAN_tradedata_00

まずは、上図、域内主要4カ国。タイとインドネシアで日本がトップに就いている。自動車や家電製品など日系メーカーが多数進出している両国。当面はこうした流れが続くものと見られるが、マレーシアも含め2位につける中国の動向が気になるところ。

また、マレーシア、インドネシア、シンガポールの3カ国は互いに主要な貿易相手国になっているが、タイだけは日本、中国、欧米、中東とのつながりが強く、マレーシアが6位にようやく顔を出す程度。AEC発足に伴い、こうした構図が変わるのか注目される。

ASEAN_tradedata_01

中国との結びつきが極めて強いのが上図のグループ。地理的な要素も強いのだろうが、今後の発展が期待されるミャンマーは実に3分の1が中国との貿易と知り、驚いた。

タイと、その隣国であるカンボジア、ミャンマー両国との関係が緊密であることもデータから裏付けられた。特にミャンマーは、タイの一大天然ガス供給地。タイの経済発展がミャンマーの発展に通じる経済構造となっている。

ASEAN_tradedata_02

社会主義国のラオスだが、言語が似通うなどタイの「兄弟国」として知られる。タイの通貨バーツもそのまま流通。そうした関係が貿易にも及んでいる。

一方、地下資源が豊富なブルネイ。石油や天然ガスの輸出先が貿易相手国の上位に並んでいる。社会保障が充実し、所得税がないことで知られるが、石油枯渇を見据えた投資業も盛ん。AEC発足を機に、オイルマネーの行方も機になる。

ASEAN_trade (2)

次回は、ASEAN加盟各国における原材料及び部品の現地調達割合比較。

さまざまな統計データを元に、タイと日本、タイと世界を比較するコーナーを新たに設けました。題して「数字で見るタイ事情」。ビジネスや経済ネタだけに限らず、タイ社会のちょっとした話題を提供します。不定期掲載。

あなたにオススメの3本
えっ?ミャンマーとインドネシアが急接近?どうするタイ?... 東南アジアでタイとライバルの国と言えば、見方はいろいろとあれども、域内最大の人口を擁するインドネシアを挙げることができるだろう。インドネシアもタイと同様、自動車など製造業の規模ではアセアンで1位、2位を争う国。そのインドネシアがここ最近、経済開放の進むミャンマ...
新南ラオス紀行【第7回】-猛々しい「父」なるメコン-... その音が水の音であることは、かなり手前から分かっていた。「滝がある」と教えてくれたのは、土産物屋のおかみさん。一刻も早く目にしたいという衝動に駆られていた。 ゴッー。視界が開けた先に姿を現したのは、隆起した巨大な岩肌を縫うように流れるメコン川だった。「こ...
タイのバイクブランド”GPX”が今年1月~4月のバイク販売台数がカワサキ・スズキを抜いて3位に... オートバイ市場が話題を呼んでいる。 2017年1月~4月までの4か月間累計のオートバイ販売台数が発表されたが、それによると、タイのブランド"GPX"が、カワサキ・スズキを抜いて3位の座についた。 2017年1~4月の4か月間累計でのブランド別オ...
Instagram Feed Instagram Feed Instagram Feed Instagram Feed Instagram Feed Instagram Feed Instagram Feed Instagram Feed
よく見られてる一本
BNK48選抜総選挙 Image by BNK48 Official
いよいよ投票開始、タイ国内初のBNK48総選挙