タイの国内観光協会会長のユッタチャイ・スンサラタナウェート氏は、今年の4月〜5月にかけて約50万人のタイ人が日本を訪れ、約300億バーツ(約900億円)の経済効果をもたらすと述べました。
タイで連休シーズンとなる4月〜5月
タイ政府は今年の長期休暇期間をソンクランの4月11日〜4月15日と、メーデーから即位記念日(1950年のラーマ9世の即位記念日)の5月1日〜5月5日までとしたため、2ヶ月間におけるタイ人の日本への観光旅行増加は確実とされている。
格安航空会社の乗り入れ問題への懸念
タイ航空局が国際民間航空機関(ICAO)から安全審査基準を指摘を受けて、タイ航空会社の新規就航などが一時停止した件については、連休期間の訪日観光客への影響を考慮し5月中は通常通り運航されると伝えられてるが実際のところは未だ不明。
タイミングを測った広報活動準備を
全世界からの訪日観光客も1300万人を突破し、いまや外国人観光客がいる風景も日常化しつつある。タイ人観光客も団体旅行から個人旅行に移行しており、最近では”不法滞在者増加”や”マナー違反の訪日タイ人観光客”というネガティブな情報も目立ってきた。
しかし、政府は日本再興戦略の中で観光立国とのつながりは重要な柱と位置づけているため、これまで無名だった地域も”タイ人観光客”というキーワードには敏感になっているのも事実。
今後は連休シーズンなどの細かな現地情報を踏まえた、より効果的な観光誘致戦略が求められる。