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二輪はトップ級、意外に低いエアコンやパソコンの普及率

渋滞する車列を縫って目的地へと急ぐバイクタクシー(モーターサイ)。タイでは見慣れた光景となっているが、「いったい、どれくらいのバイクが走っているんだろう?」なんて思うことも。そこで乗用車や家電の普及率がどうなっているのかを調べてみたのが下図。IMFのデータをもとにまとめた。

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同じ大渋滞でお馴染みのベトナムに次いで、タイがASEAN主要各国や中国、インドなど周辺の新興国なども抑え、堂々の2位に。「なるほど」と頷けるデータと言えるだろう。

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一方で意外だったのが、エアコンとパソコンの普及率が低かったこと。熱帯の国タイでの暮らしには、今やエアコンは準生活必需品になりつつある。ところが、地方部ではまだまだ普及が進んでいないようで14%と低調だった。

facebook人口世界一の都市バンコクを抱えながら、パソコンの普及率が25%だったのにも驚いた。携帯電話の普及率が82%あるとはいえ、マレーシアなどとは10ポイント以上も開きが。携帯電話のすべてがSNSに対応していないことを考えれば、どうやらスマホ等の端末を持つ大半の人がfacebookを楽しんでいるようだ。

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こういったデータは一見、無味乾燥に見えるが、数字を丹念に追うと、意外な発見も見えて面白い。例えば、未だ発展途上にあるベトナムでは、他の家電と比較してテレビの普及率が約92%と突出しているのに気づく。これだけテレビが身近であれば、ネット通販などの余地もありそうに思えてくる。

一方、新興国の一つとして注目されるインドは、家電普及率などという括りで見た場合、いずれも数値は低調。必ずしも家電や車の普及率が、一国の経済発展を裏付けるものではないことを示しているようにも見える。

さまざまな統計データを元に、タイと日本、タイと世界を比較するコーナー。題して「数字で見るタイ事情」。ビジネスや経済ネタだけに限らず、タイ社会のちょっとした話題をご提供。不定期掲載。

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