今やタイ国内に30店舗以上あるともいわれるラーメン店。日本人街の複合施設もピークを向かえ、タイ人にも単なるラーメンでは振り向かなくなった昨今。昨年8月末に上陸した九州発の一風堂はプレミアム感満点のラーメンだった。
タイの富裕層が集まる高級モール
博多 一風堂のタイでの1店舗目はバンコク中心部のBTSプルンチット駅そばに出来た超高級モール「CENTRAL EMBASSY」。そして、今回行ったのは2店舗目となる歴史あるバンコクの高級ショッピングモール「エンポリアム店」。改装工事が概ね完了しつつある同モールの4階に一風堂バンコク2号店がある。
タイの富裕層が集まるショッピングモールにできたラーメン屋だけあって、メニュー表をはじめ、細部の内装に至るまで「お金をかけています。」と言わんばかりの豪華さ。客層を見てもバスで出勤するタイ人は居なく、襟付きのシャツ、ブランド品をまとった客が目立っていた。
バンコクの博多一風堂の味
メインである博多ラーメンはコメントする必要が無いほど美味しく、2008年のニューヨーク出店以来、海外出店を続けている名店の名にふさわしい品格ありすぎる逸品。
各テーブルの調味料や食器具は足りていないようだが、慣れないながらもオーダー時に麺の硬さの確認をとるあたりは、上品に頂かないと失礼に相当するほどの雰囲気。
日本よりも高いタイの博多 一風堂
1985年創業の博多一風堂の1号店にて720円で出している白丸元味はタイでは200バーツ(740円前後)。その他、鉄板焼き飯、一口餃子、抹茶パフェなどもバライティーに富んだサブメニューが用意されており、もちろんお水も有料サービスとなっている。
日本各地のラーメンが揃うバンコク
バンコクの九州ラーメンは一風堂の他に、ラーメンきせき、らーめん味彩、らぁめんまごころ(タイ人経営)などがある。正直どこの店も営業が続いているだけあって実に美味しいラーメンばかり。飽和状態にあるバンコクのラーメン店ですが、次々と登場する新しいラーメン屋が今後も楽しみ。
タイに来たらタイ料理というのが王道かもしれないが、タイで日本の地方のラーメン屋、タイ発祥の日系のラーメン屋を楽しんでみるのも面白いかも知れない。
営業時間:10:30~22:00
電話番号:02-160-5672
サービス料:10%