アングル
角度を変えてタイからアジアを覗く

大怪我をした犬 〜 タイノワンコ その10

今年の初め頃に、バンコクのある路地の奥で、一頭の犬が交通事故に遭った。ぶつけたのが誰なのか、車なのかバイクなのか、何もわからない。腰と片方の足を折った状態で、じっとうずくまっていたらしい。近隣の人の話だと、その犬は何日も前からそこでうずくまっていたということだ。…
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自動車修理工場の犬たち 〜 タイノワンコ その8

先週滞在した北部スコータイでのこと。ごはんを食べに行こうと歩いていたら、小さな黒い犬と出会った。大きなトラックの下でくつろいでたその犬は、私が覗き込むと警戒することもなくトラックの下から出てきて、私にまとわりついた。しばらくそこで遊んでいると、そのうちにその犬はトコトコと歩き始める。どこに行くのだろうと思って付いて行くと、すぐそこにある自動車修理工場の前にたどり着いた。…
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プーケットの半野良 〜 タイノワンコ その7

プーケットの旧市街の近く、路地の入口のところで、ドリアンを並べているおばさんの周りをチョロチョロしている小さな黒い犬がいた。 「この子はね、チャオグアイっていうんだよ。今10ヶ月か、1歳ぐらいかな。そこのうちで飼っているんだよ」 どうやらこのおばさんの犬ではないらしい。 「ほら! チャオグアイ! おすわり!」 チョロチョロしていた小さな黒い犬は、急に立ち止まってペタンとその場に座った。おばさんの犬ではないのに、おばさんのいうことはよく聞く…。…
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ハジャイで 〜 タイノワンコ その6

ハジャイで泊まったホテルの裏においしいクアイティアオ屋さんを見つけたので、滞在中に何度か通った。華僑の多いハジャイらしく、昔ながらのシンプルな豚のクアイティアオで、ほかに肉まんやシウマイなども売っていた。 夕方のまだ蒸し暑い時間帯に汗をかきながら麺をすすっていると、すぐ横の運河沿いを2頭の黒い犬がトコトコと駆けてくるのが見える。いかにも日課の散歩中といった感じで、2頭でさかんにあちこち嗅いだり、オシッコをしたりと忙しく歩き回っていた。…
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服を着た野良犬たち 〜 タイノワンコ その3

ひさしぶりに東京に帰って来たら、季節外れの冷え込みもあって、4月だというのにずいぶんと寒い。普段タイにいるときと違って、いろいろと着込まなくてはいけない。一年中暑いタイにも比較的涼しい時期はあって、特に北部では意外と冷え込むこともある。そんな乾季の北タイでは、衣服を身に着けた野良犬を目にすることが頻繁にある。…
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流れ者ロン 〜 タイノワンコ その2

バンコクのある路地から通りに出ると、出た辺りに、もうおじいさんになる一頭の犬がいる。10歳近くにもなる老犬だ。 バンコクの野良犬は、10年も生きれば長生きだ。蚊の多い屋外での生活、不衛生な食べものと水、交通事故の危険、暑さやストレスもあると思う。それに犬は小型のほうが長く生きる。バンコクの野良犬のほとんどが中型の雑種だ。…
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