5月25日、サムイ島のビーチで絶滅危惧種とされるアオウミガメの雛が海に向かって進んでいく姿が報じられた。
このアオウミガメが最初に発見されたのは3月30日。雌のアオウミガメがサムイ島の砂浜を掘って産卵していたところをバンヤンツリーサムイのホテルスタッフが発見し、タイ海洋沿岸資源研究センターが毎日巣の監視を続けていた。
同職員は厚い砂の層で覆われた巣穴が大雨の影響で孵化し難い状況になっている事を恐れ、ホテル側にも協力を依頼して監視を続けたが孵化の兆候は見られずにいた・・・そして翌週、同職員は孵化をサポートすることを決意。関係者は巣の安全を調査しながら孵化の手伝うため、巣穴の砂を少しずつ取り除き始めると内部で数匹の亀が動いた。
巣の中には卵が68個(受精卵1個)、力尽きてしまった孵ったばかりのカメ2頭が見つかった。後日、関係者は「合計36頭のアオウミガメが卵から孵化し海に飛び込んだ」「更なる調査の為に卵殻、亡くなった子亀2頭、未受精卵を収集した。」と発表した。
アオウミガメの巣が見つかったのは6年ぶりのこと。地元メディアは今年2月よりコロナウィルスで入島を制限していたことで、もとサムイ島が自然を取り戻したと報じている。
source:NATION
edit by:yosuik