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中古車市場の開放で日本車が急増中のミャンマー(前編)

話題のミャンマーは日本の自動車が急増中
話題のミャンマーは日本の自動車が急増中

はじめまして。タイの隣国ミャンマーから角度を変えて旬の情報をお届けしていきます。

いま、あらゆる方面から熱い注目を浴びているミャンマー。

その昔はアユタヤ王朝を倒した強国“ビルマ”、50年ほど前はなんとバンコク駐在員はラングーン(現ヤンゴン)に買い出しにでかけたというほど栄えていた“ビルマ”。1970年代に軍事政権が誕生して以来…凡人の私たちにとっては、すっかり謎めいた国のひとつでした。

世界の国々が進化していくなか、ASEANでは、ラオス・カンボジアに並んで“後発開発途上国”(国連総会で認定)にも位置づけされ、いま現在でも停電や断水が日常茶飯事な国…。

が、2010年に民政移行が始まって、ミャンマーが急速に変化しています!

車が急増中のミャンマーの首都ヤンゴン

さて、今回は日常生活からみる変化のひとつ「車急増の現象。といってもヤンゴン市内を走る90%が中古車で、そのほとんどが日本からの中古車。

数年前までは外国からの中古車には高い関税がかけられていて、車は年代物=ボロボロばかり、車を所有できるのは一部の人だけという状況。

ミャンマーの夕方
ミャンマーの夕方

ところが、現在は関税がぐっと抑えられて中古車市場が開放されたということもあって、ヤンゴン市内は中古車業者があふれています。街のなかにも驚くほどの中古車販売店が出てきています。

ヤンゴンに来てまず感心するのが、想像していたより(開発途上国にありがちな整備不良やボロ車ばかりのイメージ)はるかに“キレイな車”が多いということ。それもそのはず!なんとミャンマー政府は、「5年以内の年式の中古車以外の輸入はダメよ!」というルールを設けているのだとか。

いろんな決まりごとがスムーズじゃないミャンマーにあって、この部分はずいぶん気がきいてるなぁと思います。

ホンダのFITとトヨタのALPHARDが大人気

ミャンマー人にも日本車のクオリティーは素晴らしいと認知されているようで、人気はとても高いです。2013年前半はヤンゴンではベンツやBMWやポルシェなどあまり見かけず、トヨタ車(ランドクルーザー多し)やホンダ車、マツダ車が圧倒的に多数派。

ホンダのフィット

そんななかでも10台に1台は見かける、超人気車種がFIT(タイではJAZZ)。中古車仲買業者の車庫にも在庫がなく、入荷待ち状態だとか。中古車市場で買うと、年式にもよるがFITだと100~150万円。アルファードだと250~350万円。

TOYOTAアルファード
トヨタのアルファード

一昔前のどこかの営業車だったのね、という中古車“○○店△△営業所”と大きく書かれたバンもよく見かけますが、なんと、一見いかにもどこかの中古車っぽいのが売れるそう。それは「正真正銘のFrom Japanの中古車」と見せびらかせるからだとか。

ちなみに、2013年にはベンツやフォードがミャンマーに進出し始めたり、日産やトヨタもショールームをオープン、新車市場も開拓されつつあります。

また、去年あたりからベンツやベントレーやハマー、ジャガーにポルシェなど世界でいう高級車もちらほら走り始めています。ミャンマー人も一握りの人はさらにリッチになっているんだと思いますね。

やはり途上国では車を所有≒豊かさ象徴みたいなところもあるようです・・・

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Written by 田島 みえ

田島 みえ

民放局アナウンサーを経て、現フリーライター。情報番組を主に担当してきたため、生活レベルでのミャンマーの変貌ぶりが気になって仕方がない。1974年生まれ。学生時代は英国6年、結婚後は夫の赴任に伴いタイ・フィリピン暮らし4年、2013年~ミャンマーのヤンゴン在住。家族は、夫と子供3人犬2匹と猫4匹。

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