「自分に変革を起こしたかった」
毎週月曜日、午前6時から9時までが自分の受け持ち時間。午前3時には起床し、5時半にはスタジオに入る。9月で丸1年になる
経験のなかった自分が、まさかのディスクジョッキー。DJ仲間に誘われ面接を受けた時は、「ちょっと、私には無理…!」と思わず引いてしまった。
でも、よく考えてみると、こんなチャンス、一生に一度あるかどうか…。悩んで悩んだけど、最終的に引き受けることにした。「自分に変革を起こしたかった」
いろいろなことにチャレンジしたい!
名古屋生まれ。地元のインテリア会社に就職した。ショールームのアドバイザー。ホテルやオフィス、家庭のインテリアを顧客に提案するのが主な仕事。カーテンや床材、壁紙の商品番号まで覚え込むほど没頭した。
一つのことに収まらないのが自分。広く浅くかもしれないけど、いろいろなことにチャレンジしたくて仕方がない。コンサート、歌舞伎、落語、オペラ…。有名なケーキ屋さんを訪ね歩き、スイーツの制覇をしたこともある。
ロンドンに住んでいた時はアロマセラピストの資格も取った。タイ古式マッサージのスクールに通ったこともある。思い込んだら、諦めることだけはしたくなかった。
「今までの経験が無駄ではなかったんだ!」
ラジオは3時間のロング生放送。毎回、トーク向けに話題を3つ用意する。意識しているのは、「旬」の話題と、「自分が実際に体験したこと」。台本の作成は、毎回、時間と体力との闘い。
「今までの経験が無駄ではなかったんだ!」と思うことも少なくない。誰かのココロのスイッチに、ポンと響いたら。「ミーハー冥利に尽きる」と言ってもいい。
最近始まったコーナーに、「チッキーのスッキリ解決お悩み相談」がある。コンサルタント会社の髙田知佳さんを招いて、楽しくおしゃべり。企業やタイで生活を送る人たちに、役立つ情報をお届けしている。
刺激をお届けしたい!
タイを訪れたのは東日本大震災の後。日本では景気の先行きも不透明。タイで目にしたのは、まるで違う風景だった。
モノやサービスは安価で、それでいて経済は上昇の一途。何よりも人々の笑顔が違う。だから少しでも「元気」を届けたい。できることは小さいかもしれないけど、いろいろなタイの話題を紹介していたい。
今、はまっているのは「裏バンコク事情」。ガイドブックにも載っていないような観光スポットを開拓したい。すべてのリスナーの刺激になればと思っている。
タイで在留届を提出済の日本人は最新の2012年統計で約5万人。企業などの駐在員や永住者、その家族などが多くを占め、滞在する男性の多くが仕事を持って暮らしている。女性についてはビザの関係から就労が難しいと一般的に理解されているが、実は「働く」女性は決して少なくない。新企画「タイで働く女性たち」では、タイで仕事やボランティア活動などに就き、活躍する女性たちを追う。