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「きのこ総合企業」ホクト株式会社常務取締役、森正博経営戦略本部長独占インタビュー

「きのこ総合企業」ホクト株式会社常務取締役、森正博経営戦略本部長独占インタビュー

もともとは包装資材の会社だったそうですね?

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当社は1964年、長野県長野市で創業しました。当時は、食品向け一般包装資材の販売が主たる業務。長野県や新潟県の量販店や食品工場を中心にトレーやフィルム、ラップなどの包装資材を納めていました。

きのこ栽培と関わるようになった大きなきっかけが、創業の前月に発生した「新潟地震」でした。信濃川に架かる橋の橋脚が折れて橋が崩れたほか、高さ6メートルにも達する津波が沿岸に押し寄せるなど被害は甚大でした。

隣りの長野県でも大きな揺れを感じ、きのこ栽培農家にあったガラス製の瓶が倒れて割れるなどの被害が発生しました。この時に、倒れても割れない栽培容器を開発しようと考えたのが、私たちの先代社長、水野正幸でした。今後、仮に大きな地震が訪れても、割れない瓶を作る。それが先代社長の考えでした。

開発には4年を要しました。68年、それまでのガラス製に代わるポリプロピレン製の栽培容器の開発に成功。これを農家に提供しました。同時に、自らもきのこ栽培に関わろうと、きのこの菌の開発にも着手しました。

来年2014年には、当社は創業50周年を迎えることになります。包装資材の販売会社だった当社が、連結売上高500億円を超える企業に成長できたのも、きのことともにあったからだと考えています。

どのような会社を目指していますか?

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きのこは食材として万能というだけでなく、栄養価にも優れ、抗腫瘍性も期待されるなど健康面でも抜群の食材であることが最近の研究で分かってきました。私たちは最終消費者であるお客様の健康を第一に考える企業でありたいと考えています。

生産工場をオートメーション化(完全自動化)したのも、そうした思いの現れです。きのこはデリケートな食材です。汚れや雑菌が加わることで鮮度は落ち、栄養価も激減します。人の手に触れず安心安全が担保できる工場は我々にしか造ることができない、そのような意気込みで臨んで来ました。

工場内は衛生管理を徹底し、農薬などの薬剤も一切、使っていません。最終工程の包装作業も完全にオートメーション化。一株栽培が可能となってマイタケの生産・包装も完全自動化が実現しましたが、かつて業界ではマイタケの自動化など考えられなかった。それを私たちが現実のものとしました。

それゆえに、小さなお子様がいらっしゃるご家庭も、安心して当社のきのこを食べていただくことができます。安心安全なきのこを最終消費者に届けることは、私たちの使命でもあります。

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