ANNGLE公式グッズストアオープン!

Bacchus wine consultancy社長、原宏治氏独占インタビュー

なぜレストランを手放すことになったのでしょう?

いくつか理由はありますが、きっかけとなったのはタイの政情不安。オープンしてちょうど2年が過ぎた2006年9月ごろのことです。タイ陸軍による軍事クーデターが発生し、時のタクシン政権が崩壊しました。街には戒厳令が敷かれ、外出が制限されるなどしました。

そうなると、当然、お客さんも店に来られません。売上も激減です。間もなく治安は回復されましたが、お客さんというのは、一度離れてしまうと、なかなか戻ってきてはくれません。影響はしばらく続きました。

また、飲食業というのは、常にトレンドを追い続けていなければ、やがてお客さんに飽きられてしまいます。特にワインというのは嗜好性がとても高い商品です。マンネリ化していてはダメ。ところが、当時はこうしたことに気づくのが遅かった。政治リスクの影響なのかどうなのか、見極めるのが実に難しかった。

決定打となったのが、2008年夏のリーマンショックでした。アメリカに端を発した金融危機でしたが、影響は間もなくタイ市場にも波及しました。お金が回らない。見通しの効かない不安。お客さんの財布の紐もきつく絞められました。1日の来客数がゼロだった日もありました。こんなことはオープン直後に1度あっただけ。経験したことのない状況の変化でした。

見通しが立たないまま経営を続けていても新たな展開は望めないと考え、最終的に、ワインレストラン「バッカス」を売却することにしました。でも、来客数が落ち込んだとはいえ、5年弱も続いた店。それなりの金額で引き取っていただきました。

こうして店を譲渡し、私自身はいったん日本に戻ることにしました。帰国後は、先ほど申し上げたEコマース企業に就職。ここで経営企画や国際事業の仕事を経験しました。ただ、チャンスがあれば、再びタイで一旗揚げたいとは、ずっと思っていました。

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