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朝日新聞アジア総局長 藤谷健氏 独占インタビュー!

ミャンマー政府、現在のテイン・セイン政権の課題は何だと見ますか?

1つ目に経済改革。2つ目に民主化。そして3つ目に少数民族との和解の問題ではないでしょうか。このうち、1番目と2番目は徐々に改革が進んでいます。最も難しいのが、3つ目の少数民族問題です。

ミャンマー政府によれば、国内には135の民族が暮らしているとされています。でも、この135という数字さえも政府が決めたもので、本当は何民族いて、どこまでがミャンマー国民なのか、それくらいミャンマーの少数民族問題は複雑です。

少数民族の武力組織は停戦には応じるにしても、将来、自分たちがどうなるのか保障が得られなければ和平に応じることはなかなかできません。連邦制になるのか、自分たちの経済活動は保護されるのか、相対立する頭の痛い問題が山積しています。

ミャンマーの西部ラカイン州で発生した少数民族同士の衝突も、一部で仏教徒対イスラム教との対立と指摘されていましたが正確ではありません。また紛争地帯には、紛争状態が続いているからゆえに存在する、ある種のビジネスがあります。かつてのケシ栽培などが好例で、こうした問題が解決されない限り和平の実現は難しいと思われます。

タイ赴任3年を越え、4年目に突入です。

こればかりは、どうなるか予想もつきません。ただ、任期いっぱいまで取材活動は続けていたいですね。

ご家庭では高校生のご長男がいらっしゃるとか。「オヤジの背中」をどう見ているようですか?

長男は5歳までローマで過ごし、小学校はジャカルタの学校を卒業。日本の中学校を経て、現在はバンコクのインターナショナルスクールに通っています。将来は、アメリカの大学に通いたいと言っています。新聞記者を継ぐかって?それは分かりませんね。昔はスポーツ記者になりたいと話していたこともありましたが。まあ、好きな道を進んでくれればいいと思っています。記者の仕事を決して勧めたりはしませんよ(笑)。

藤谷健(ふじたに・たけし)氏 1963年生まれの48歳。東京都杉並区出身。国際基督教大学(ICU)在学中にフィリピンの大学に留学。卒業後、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、北海道支社などを経て、主に外報畑を歩む。インドネシア語、タイ語、英語のほか、イタリア語、中国語、セブアノ語などもかじる。海外勤務は、タイで通算3回目。

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