今年7月にタイ初上陸した北海道発祥のドラッグストアチェーン「ツルハドラッグ」。「おもてなしの心」を基本的なコンセプトとした日本式ドラッグストアがバンコクに登場して4ヶ月、待ちに待った第2号店が15日誕生した。
バンコク中心部から西に車で30分。バンコク都バーンケー区の幹線道路沿い。現在、BTS(スカイトレイン)の延伸工事が続く当地に、2号店「シーコン・バーンケー店」はオープンした。
スクンビット・エカマイ地区の商業モール「Gatewayエカマイ」に入居する1号店より若干広い間取り。間口も一段と広くなり、明るさを前面に押し出しているのが最大の特徴。壁には日本のシンボル桜の花びら模様。赤を基調とした鮮やかな色彩に、買い物気分も高まっていくのは自然な流れか。
開店初日のこの日は、午前10時半からオープニングのテープカットが行われた。合弁先のサハグループ・ブンヤシット会長も駆けつけての記念セレモニー。スタッフ一同は高揚した気持ちを心に秘めながら笑顔で接客に務めた。
サハグループは、言わずと知れたタイの消費財王。生活雑貨や食品、女性向け下着など日本企業と提携し、数々のヒット商品を生み出している。ブンヤシット会長はanngleの取材に対し「2号店も明るく良い感じに仕上がりました。タイでは薬は病院で受け取るものという感覚がまだまだ強い。楽しみながら、薬だけでなく、化粧品も食品も買うことができるツルハドラッグに期待しています。面白いと思っていますよ」と日本語で感想を語った。
2号店は、商業モール「シーコン・バーンケー」内に入居。同じ階にはスーパーマーケットやフードコートもあり、買い物がゆっくりと楽しめそう。立地上、タイ人の顧客が多いと見込まれることもあって、店内はベビー用品、ティッシュなどの衛生用品、食品コーナーなど生活密着型商品が充実が図られた。
ツルハドラッグでは今後、タイでの多店舗化を加速させていく方針で、すでに「シーコンスクエア(シーナカリン)店」と「スクンビット39店」の年内開店が決まっている。
◎「ツルハドラッグ」タイ出店までの軌跡は、次のURLへ。
anngle.org/thaiup/special-tsuruha.html