ツルハドラッグは、今から80年以上も前の1929年、北海道のほぼ中央に位置する旭川市で誕生した。当時の社名は「鶴羽薬師堂」。小さな小さな街の「薬屋さん」だった。
「しんせつ第一」、「信用第一」、「お客さまの生活に豊かさと余裕を提供する」がモットー。顧客目線に立った地域密着型のドラッグストアは、昔も今も変わっていない。
100店舗達成は1989年7月。その後、社名を「ツルハ」に変え、北海道経済の中心部、札幌市に本社を移した。95年にはイオン株式会社と業務・資本提携。株式も公開し、現在、持ち株会社が東京証券取引所の第1部に上場している。
この間、少しでも顧客の近くにあり続けようと、出店を加速。2001年11月に300店舗、06年8月には500店舗、10年4月にはとうとう900店舗を達成。1985年に掲げた「全国1000店舗」の目標達成まで秒読みの段階となった。
そして、今年2012年4月。とうとうツルハは、地元・札幌市内に1000店舗目となる新規出店を達成。前代未聞となる輝かしい金字塔を打ち立てた。目標に掲げてから27年目の快挙。顧客だけが信じた「全国1000店舗」計画。ツルハスタッフ2万人の悲願でもあった。
「必要とされる時に、必要な場所に、必要な商品ラインナップでお客さまのご期待に応えるのが私たちの使命」。身近で安心のできる「かかりつけ薬局」としてのツルハ。身体は大きくなっても、顧客とともにあり続ける基本姿勢だけは変わっていない。
全国1000店を達成し、創業から83年となる今年7月18日には、タイの首都バンコクに海外1号店を出店させた。ついに海を越えたツルハ。経済成長著しい有望な海外市場。国内1000店舗の偉業を為し終えたばかりツルハに奢りはない。その果てしない挑戦は、まだまだこれから先も続く。