最近では日本国内でも注目されるタイリーグ
近年、Jリーグとの提携などで日本での注目度も高まっているサッカーのタイリーグ。タイでプレーする日本人選手も年々増え続けて昨年は40名近くにも達した。
今年もその流れは続きさらに多くの日本人選手がタイへやってきているが、昨年までとは一味違う現象が起きている。一言で言えば日本のサッカーファンにもよく知られた有名選手たちが、次々タイリーグのクラブと契約を結んでいるのだ。
「ザックジャパン」にも召集されたことのある岩政大樹選手もタイへ元・日本代表選手も多数!
まず、先陣を切ったのが昨年中に発表されたカレン・ロバート選手のスパンブリーFC加入。高校時代には名門・市立船橋高のエースとして高校サッカー界を沸かせ、Jリーグ・ジュビロ磐田やヨーロッパのリーグなどでも活躍したスター選手のタイ移籍は、日本でも話題となった。
そして、年が明けてからは大物日本人選手のタイ移籍が止まらない状況だ。2006年のドイツワールドカップ・日本代表メンバーである茂庭照幸選手のバンコク・グラスFC入りを皮切りに、2010年南アフリカワールドカップ・日本代表メンバーの岩政大樹選手がBECテロ・サーサナに加入。
さらには、元・日本代表でジュビロ磐田の黄金期の中心メンバーとしても活躍した西紀寛選手がポリス・ユナイテッド、同じく日本代表歴のある黒部光昭選手は2部リーグにあたるディビジョン1所属のTTMカスタムズFCへの移籍が決まった。
今季はおそらく、日本人選手の登場しないスタジアムの方が少なくなるだろう。そして、その中には、日本代表のユニフォームを身にまとったことのある選手たちも多く含まれている。タイ在住の方は、ぜひ一度スタジアムに足を運んでみてほしい。
今季からタイのプレミアムリーグでプレーする主な日本人選手
カレン・ロバート(オランダ・VVVフェンロ⇒スパンブリーFC)
茂庭照幸(セレッソ大阪⇒バンコク・グラスFC)
岩政大樹(鹿島アントラーズ⇒BECテロ・サーサナ)
西紀寛(東京ヴェルディ⇒ポリス・ユナイテッド)
黒部光昭(カターレ富山⇒TTMカスタムズFC)
橋本早人(大宮アルディージャ⇒チョンブリーFC)
大久保剛志(モンテディオ山形⇒バンコク・グラスFC)
杉本恵太(元・名古屋グランパスほか⇒チェンライ・ユナイテッド)
永里源気(ガイナーレ鳥取⇒ラチャブリーFC)
田原豊(横浜FC⇒サムットソンクラームFC)