元・K-1王者のまさかの転身!
タイの国技・ムエタイのスーパースターとして国民的英雄であるブアカーオ・ポー・プラムックが、サッカーのタイリーグに所属するクラブと契約したことが話題となっている。
ブアカーオは2004年と2006年の2度、「K-1 WORLD MAX」で王者に輝くなど、日本の格闘技ファンにも知られた存在。そんな格闘界のスターのまさかの転身は、母国・タイはもちろんのこと日本のメディアでも報じられている。
昨年入学した大学のプロクラブでプレー
ブアカーオがプレーすることとなったRBAC FCは、タイリーグの3部に相当するディビジョン2所属のクラブ。同クラブはバンコクにあるラッタナ・バンディット大学のチームであり、昨年この大学に入学したブアカーオをチームの監督が誘う形で加入が決まったのだという。
「プロサッカー選手になることは僕の夢。監督がこのチャンスを与えてくれたときには、まったく迷わなかった」とメディアに語ったブアカーオ。あまりに唐突なニュースに驚かされてしまうが、一概に単なる話題作りというわけでもないのだろうか?
世界一のキックがサッカーでも炸裂!?
背番号は16を付け、主にフォアワードとしてプレーするというブアカーオ。「ディフェンスのみんなは、僕の激しいプレーに注意した方がいいかもしれない。やっぱり僕はボクサーだからね」と自信満々に語っているが、実際のところ、実力のほどはどんなものなのだろう。
リングの上では世界の頂点に立ったキックが、サッカーのピッチでも炸裂するのか――。年々盛り上がりを見せるタイサッカー界だが、今シーズンはまた新たに、“なんでもアリ”のタイならでは(?)の楽しみが生まれた。