タイ軍事政権の政策よってタイ国内の規制が厳格化しています。しかし、今回発表された計画は若干裏目に出ている様子・・・
旅行者を番号で管理!タイ政府が打ち出したリストバンド制度
この度、タイの観光スポーツ省はタイへの外国人旅行者に対し、宿泊先で旅行者本人のパスポート番号付きのリストバンドを配布する計画を発表しました。
同省はこの計画によって旅行客が犯罪被害などに遭遇した場合に、今まで以上に早期に対応する事ができるとしており、リゾート地のタオ島、パンガン島、サムイ島を対象に数カ月後から随時実施される予定だ。
この「リストバンド計画」に対し外国時旅行客からは批判が殺到。ニュースはインターネット上でシェアされ「旅行者は犯罪者じゃない!」といったようなコメントがあがっている。
ことの発端は9月に発生した殺害事件!?
9月15日、イギリスから旅行に来ていたカップルがタオ島の海岸で何者かに刃物で切られ死亡する事件が発生。タイ警察は付近の住民に聞き込み調査やDNA鑑定を行って捜査をすすめているが、容疑者は依然として特定できていない。
この事件で9月28日にタオ島を視察したコープカーン観光スポーツ相が防止策として打ち出したのが「リストバンド制度」。外国人旅行者問わず、地元タイ人からも「なんだその対策法は?」という声も・・・
硬派な政策を貫きとおす軍事政権であるが、増え続ける抗議に本格導入されるのかが注目される。