マーケットリサーチ&データ分析会社のYouGovの調査によると、ほぼ半数のタイ人が過去2年に大麻ベースの製品を使用したことがあると明らかになった。また、その中の62%は今後12か月以内に購入しようと考えているという。
この調査は2月28日、18歳以上のタイ国籍2044人を対象にオンラインで行われた。
そのうち73%が、飲料・食品・コスメなど幅広い商品から大麻ベースの製品を購入できることを認識している。
回答を年代別に分けてみると、ミレニアム世代とZ世代が、他の年代に比べて大麻ベースの製品を使用したことがあるという回答が多かった。
結果内訳:ベビーブーム世代(1946-1964生まれ)28%、X世代(1965-1980生まれ)41%、ミレニアム世代(1981~1996年生まれ)55%、Z世代(1997~2009年生まれ)47%
また、タイ人男性の4分の1・タイ人女性の6分の1が今後1年以内に購入しようと考えていることも分かった。
約3分の2のX世代(65%)とミレニアム世代(64%)が、5分の3のベビーブーム世代(61%)に比べて関心度が高いことが分かったが、意外にも、Z世代(55%)は関心度が低かった。
大麻製品に興味を持つ5つの理由
- リラックス・不安軽減のため(50%)
- 睡眠障害の軽減(46%)
- 気分を良くするため(46%)
- 疲労からの解放(31%)
- 食欲増進のため(30%)
一方で、大麻ベースの製品に興味を示さなかった人の理由は以下の通り。
- 依存症への恐怖(36%)
- 自身の行動をコントロールできなくなる可能性があるから(21%)
- 記憶・学習能力の低下(18%)
- 不快なにおい・味(15%)
- 心臓の動悸・発作(15%)
タイでは2018年、東南アジアで初の医療用・研究目的として大麻使用を合法化した。
また2月には、政府が大麻と麻を麻薬物質から除外することを決めた。
大麻に含まれており、尚且つ心理的作用に影響を与える、テトラヒドロカンナビノールが0.2%未満のものが除外対象となる。
これは今年中に正式発表される予定だ。
Source:bangkokpost