タイへの渡航 制限緩和へ
タイは12月17日木曜日、新型コロナウイルス感染症拡大により自国への入国制限を、56カ国に対して緩和することを発表。現在タイでは入国規制により累計の新型コロナ感染者数を4,281人と低水準に抑制しているものの、経済は広範囲に打撃を受け、多くの雇用が失われており、そのため今回の緩和で観光客を増やしたい狙いがあります。
オーストラリア、フランス、米国などの観光客は出発72時間前までの検査による陰性証明書の取得と隔離先ホテルの確保ができるとビザなしで入国することが可能になりました。一方、通常のビザ有効期間は従来の30日から45日に延長されます。このほか、隔離中の検査が2回から3回に増やされ、将来的にはさらに検査を増やせば隔離期間の短縮につながる可能性があると示唆されています。
タイのビザ発行・渡航状況
今回の発表に含まれていない諸国からの渡航についても、タイでは新型コロナ感染リスクの少ない国に限定してビザの発行が行われています。観光ビザ(TR)は観光を目的とした、最大90日間の滞在が可能となるビザです。入国日から60日滞在可能で、入国後は1回のみタイ入国管理局にて30日の滞在期間延長の申請ができます。
入国制限緩和直前に感染者増加
特別観光ビザ(STV)はタイ保健省が定める新型コロナウィルス感染拡大国リストの「低度感染危険国」から入国する者のみ申請可能なビザで、2020年10月2日から2021年9月30日まで実施されます。最大90日間の滞在(60日間の滞在+30日間の延長)が可能である観光ビザに対し、特別観光ビザでは実施期間中であれば最大で270日間の滞在が可能となります。
※日本は中度感染危険国になっているため、特別観光ビザを申請することはできません。
しかし、12月19日にサムットサコーン県から感染者が増加したため、政府は今後7日間の状況を見た上で判断。場合によっては近隣県をロックダウンする可能性もあるとのことです。
source:BangkokPost