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タイの人手不足が深刻化!自動車で20万人、建設現場で30万人の試算も!

タイの人手不足が深刻化!自動車で20万人、建設現場で30万人の試算も!

好調な経済情勢が続くタイで、人手不足が一段と深刻化している。タイの民間企業で作るタイ工業連盟(FTI)自動車部会の試算によれば、現在、タイ国内で自動車産業に携わる労働者は約70万人。日本のトヨタ、日産などが新たな増産体制を打ち出すなど、さらに20万人が必要とされるが、見通しは立っていない。

建設業でも同様で、建設ラッシュの続くバンコクなどで現場労働者が大幅に不足している。タイ工業省建設研究所(CIT)によると、商業ビルやコンドミニアムなどの建設現場で現在必要とされている労働者は290万人。ところが、多く見積もっても260万人程度しか確保できていないのが現状で、30万人がなお足りない計算となるのだという。

オフィス事務所や一般の個人居宅で、清掃や洗濯など家事労働に就く家政婦も大幅な不足が続いている。家政婦は派遣会社に登録し派遣されるのが一般的で、4月から始まった最低賃金の300バーツ引き上げ策が追い討ちをかけている。

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もともと家政婦労働者の派遣料(労賃+派遣手数料)は低く、最低賃金が引き上げられたからといって、直ちに派遣先への派遣料に転嫁することはできない。派遣会社側が負担を強いれられているのが実情で、バンコクにある派遣会社では毎月数百万バーツの赤字が続いているところも。

タイではこれまで、工場や建設現場などの肉体労働については主にカンボジアなどから、家政婦についてはミャンマーからの労働者を中心に受け入れてきた。ところが、これらの国々の経済が成長し雇用が生まれるようになると、帰国して国内で就業する労働者が増加、タイにおける人手不足を加速させているという。即効性のある解決策はなく、当面、こうした状況は続きそうだ。

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