ハブ空港の価値低下を懸念
タイ・エアアジアよると、タイ政府が観光再開へ向けてスピードが上げられない場合や航空会社の競争力を強化することができない場合、タイは地域のハブ空港としての評価を下げる可能性があると言います。
「パンデミックに直面した後、タイの観光を強化することができる重要な要因は、国境の再開と航空会社がそれぞれの事業を維持しながら、雇用を守るためのソフトローン(低金利貸付)などの金融支援である」とタイ・エアアジアのCEOであるSantisuk Klongchaiya氏は述べています。さらに「外国人を受け入れる準備ができていなければ、タイは潜在的な観光客を他国の競合企業に奪われ、世界各国の航空会社がタイの代わりにベトナムなどの近隣国に直行便を移行させるかもしれない」と付け加えています。
新しいキャンペーンと旅行者数
タイ政府観光庁は3月から7月まで200万泊分の補助金予算計画で「We travel together」という観光推進キャンペーンを行っており、航空会社に対しても同キャンペーンでの補助を検討しているということです。原則として、ホテルと航空券が同じ目的地で予約された場合にのみ補助金が適用される仕組みとなっています。
観光庁長官のYuthasak Supasorn氏によりますと「ホテルと航空券の同時購入を促すことによって3ヶ月間で100万人の旅行者を創出することを目標としており、このキャンペーンに参加する旅行会社は、それぞれ旅行者3,000人までの受け入れが許可される」ということです。
Source:BangkokPost