タイ国際航空のパリ発タイ着の航空機内で、乗客のタイ人医師が失神したフランス人女性を救出し、話題になった。フェイスブックのプーケット県保健局公式ページに投稿され、多くの人から賛辞のコメントが寄せられた。
女性の乗客がトイレで失神
離陸から2時間後、突如医師を求める機内アナウンスが放送。タイの病院で院長を務めるチャルームポン医師とシャニダーパー看護師が機内後部に駆け寄ると、倒れている女性を発見。乗務員によると、女性はトイレに入ろうとしたところ、失神して床に頭をぶつけたという。同医師は所持していた血圧計や血液の酸素濃度などを調べるパルスオキシメーターで女性の容態を確認。同時に、生理食塩水を点滴して意識回復に努めた。
到着までの女性を11時間看病
途中、医師は緊急着陸するかどうかを機長と相談したが、女性の容態が落ち着いてきたことから飛行を継続。医師や看護師らはスワンナプーム国際空港に到着するまでの11時間、女性を看病したという。乗客のフランス人が、意識が戻った女性と医師の会話を通訳していた。
source:Matichon/11月11日