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タクシン元首相派は連立結成 、8年ぶりのタイ総選挙総括

タクシン元首相派は連立結成 、8年ぶりのタイ総選挙総括

民政復帰に向けたタイ総選挙

2014年から続く軍事政権からの民政復帰に向け、3月24日に実施された総選挙。同日投開票が行われたが、未だに勝者が判明しない状況が続いている。国内メディアによると、反軍政を掲げるタクシン元首相派の「タイ貢献党」と、親軍政の「国民国家の力党」が第1党争いを展開。その後、反軍政7党が「民主戦線」を結成した。一方、獲得議席が目標を下回る見通しとなった「民主党」のアピシット党首は同日夜、責任を取り、辞意を表明している。

反軍政が「民主戦線」を結成

選挙管理委員会は3月25日、小選挙区(定数350)で最大議席を獲得したのは、反軍政の急先鋒と言われたタクシン元首相派の中核を担う「タイ貢献党」の138議席と公表した。

THAI ELECTION 2019

次いで現軍政の中核政党でプラユット首相が所属する「国民国家の力党(96議席)」、タクシン派から寝返った「タイ誇り党(39議席)」、最古の政党にして反タクシン派の「民主党(33議席)」、反軍政を掲げ若年層からの支持が厚い「新未来党(30議席)」となった。残りの比例区の割り当ては5月9日に行われる予定で、明確な勝者が判明していない。

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こうした状況の中、「タイ貢献党」のスダラット首相は同27日、反軍政の政党と共に「民主戦線」を結成し、新政権樹立を目指すと表明。「新未来党」「タイ自由連盟党」「新経済党」「プラチャチャート党」「タイ国民の力党」「国家貢献党」の6党が参加するという。全党合わせると過半数の255議席を確保でき、政権の獲得が可能になる見通し。各党の党首らは、他の政党にも参加を呼び掛けている。

タイならではの珍事も?

選挙日の3月24日、各地でさまざまな珍事やトラブルが起こり、世間の注目を集めた。中部サラブリー県では、出家式用の白装束を着た男性2人が投票所に現れた。男性らは同日に出家式を控えていたため、出家式用の衣装のままで投票したという。投票したのは同県出身のナンタワット氏(24)とウィラット氏(34)。投票後、親孝行のために10日間ほど出家すると語った。

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一方、中部パトゥムターニー県では、男性がなりすまし投票の被害に遭う事件が発生した。被害を受けたのは、同県在住のウィナイ氏(52)。同氏は昨年4月に、自身の身分証明証を紛失しており、新たに作り直した身分証明証を投票所に持参した。投票所で本人確認のための署名を求められ、サインしようとしたところ、身に覚えのない署名があったことから事件が発覚。立会人に促され警察に通報したという。

同氏からの通報を受け、駆けつけた警察官が会場にいた全スタッフに聴きとり調査を実施。場内に設置された監視カメラの映像も確認したが、犯人は今も見つかっておらず、行方を追っているという。

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source:DailyNews,workpoint News,CNBC International TV,Bloomberg Politics

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