特別議会開催の要請
Chuan Leekpai下院議長は、10月19日(月)に行われた党首との会談に続き、現在拡大する抗議デモなどに対する政情不安を議論するための特別議会を召集するよう首相に要請する動きを見せています。Prayut Chan-o-ch首相は、同要請を受け入れる意向です。
Chuan氏は、19日に全ての政党指導者と会談し、11月1日(日)に議会が再開する前に政治情勢に対処するための臨時下院会議を開催すべきかどうかについて、政府と野党の双方が話し合うことに合意したと述べました。
今回の抗議活動ついて政府のスポークスマンであるAnucha Burapachaisri氏は、Prayut首相は「国民には抗議する権利がある」と述べたました。しかしながらそれは「法律に従って行われなければならない、当局は政治的利益のために集会を乱用するかもしれない人々に対しても注意しなければならない」と伝えています。
特別議会開催への流れ
今回要請が検討されている特別会期については、憲章の第122条に制定されているように、内閣は特別会期を召集するための王政令を発令するよう国王陛下に要請することができます。また、両院議員の3分の1が特別会期の動議を支持し、要求した場合にも特別会期を招集することが可能であるとされています。
10月15日(木)早朝に発令された非常事態宣言では、5人以上の集会を禁じる内容が含まれており、違反した参加者の強制排除や指導者の逮捕に加え、公共交通機関が止まるなど収束の目処が立っていません。これに対する批判や否定的な意見も出てきている中で、今後の政府の動向にはさらなる注目が集まりそうです。
Source:Bangkok Post