タイの疾病予防局は12日、今年1月~10月7日の調査で、出血熱の感染者がタイ全国で約10万人に達し、うち106人が死亡したと発表した。タイ東北部を中心に流行し、年齢別では15~24歳が全体の25%と最も高い割合を占めている。
地域別でみると、感染者が最も多いのはウボンラーチャターニー県で、チェンライ県、チャンタブリー県と続く。感染者は5月に増え始め、7月に最多を記録。雨期に入り、雨水がたまった空き容器などに蚊が大発生し、出血熱のウイルスを持った蚊に刺されることで感染したという。
感染の予防対策として同局では、蚊よけの使用や寺や学校など人が集まる場所の衛生管理、蚊が生息しやすい場所を撤去したりすることなどを呼び掛けている。
source:Matichon