ウエアブランドSupremeとタイの寺院 和解へ
著作権をめぐる論争がされていた世界的に有名なウエアブランドとタイの寺院は、共に協力することが現金収入になるとして和解しました。この論争は3ヶ月間にわたって続いており、寺院に関わるものは神聖で販売を目的にすることではないと考える寺院がウエアブランドを批判していました。
問題の発端は今年2月、ストリートウエアブランドSupremeが2015年に亡くなったタイの修道院長のイメージをウエアのデザインに使用したことです。これは世界を驚かせる出来事となり、デザインの使用に批判したタイの寺院ワット・バン・ライが法的措置を取りました。宗教関係者と故修道院長の家族は、スケートボードのライフスタイルブランドが「神聖な」寺院の教訓を商品に印刷するのは海賊行為として批判していました。
修道院長のデザインをシャツに利用
ナコーンラーチャシーマー寺院がストリートウェアブランドSupremeに対する訴訟を起こしてから3か月、寺院はついに訴訟の合意を決断しました。これにより世界的なブランドがタイの僧侶とイメージを共有することが可能になります。
タイの有名寺院ワット・バン・ライは5月15日、ニューヨークの会社に、1,000枚のシャツに印刷を注文。デザインには故・修道院長Luang Por Khunの画像が使用されています。今回発注されたシャツで発生するSupremeの売り上げの一部は、寺院に寄付され、著作権の問題を解決したことで、今では双方の資金調達に良い役目を果たしています。
source:COCONUTS BANGKOK