エネルギー省はこのほど、再生可能エネルギーの普及を推進するため、家庭で設置した太陽光発電システムによる余剰電力の買取価格を1キロワット時(kWh)あたり1.68バーツから2バーツに増額する方針を示した。
同省によると、同システムの設置を申請した国民は当初759人だったが、利益が出るまで7年かかる他、初期投資の費用が高額なことから解約者が増え、半数以下にまで減少。家庭で生産可能な電力も年間で4メガワットから1メガワットに減る見通しとなり、設置者を増やすために 、買取価格の増額に踏み切ることとなった。
これに伴い、同省は同システムの設置費用をローンで借りられる仕組みを構築する他、家庭だけでなく企業にも参画を促すなどの対策が検討されている。
source:Matichon