首相が辞任要請期限を無視したことにより、抗議デモ再開
学生主導の反政府デモ隊は10月21日、抗議活動の自粛と引き替えにプラユット・チャンオチャ首相の辞任を要求。10月24日深夜までに首相が辞任しなければ、再び抗議活動を行うとしていました。
プラユット首相は国を救うために開催されたワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラームに参加、仏教の祈りを捧げた後、ジャーナリストにデモ隊の要求は期限が過ぎても応じないという趣旨の発言をすると、10月24日午後10時に反政府デモ隊は25日、26日にデモの再開を宣言しました。
2014年タイ軍事クーデター後、最初に権力を握ったプラユット首相は、権力を維持するために昨年の選挙で力をつけた批評家の非難を拒否。7月以来、抗議者たちはプラユット首相の辞任と新憲法を要求しており、最近では君主制の権力を抑制するための改革の要求も高まっています。

今後の政府の対応とデモ隊の動き
政府側は反政府デモを解決するために10月26日から2日かけて緊急の議会を開催する予定です。しかし議会の過半数がプラユット首相を支持しているため、根本的な解決になるのかどうか疑問を持たれています。反政府デモ隊が求めているのはプラユット首相の辞任であるため、今後もデモを続ける構えを示しています。
首相の辞任否定以降、反政府デモ隊は、25日の午後4時にラチャプラソン交差点で路上を占拠。王室改革も求めている抗議者たちは26日の午後5時にサムヤン交差点に集まり、ドイツ大使館まで歩いて行くと付け加えています。
source:BangkokPost
