運輸省のサクサヤーム大臣は、高速道路の渋滞を緩和させる緊急対策として、料金所に設置されている開閉バーを撤去することを決めた。高速道路公団や国道局と協力し、8月25日から「ラマ9高速道路」の料金所で実施。年内にすべての高速道路へ拡大する。
同省によると現在、すべての料金所で車を一時的に止める開閉バーを使用しているが、バーが上がるまで20~30秒かかり、1分間に2~3台しか通れない。一方、バーをなくせば1分間に10台以上通行できるため、渋滞が大幅に緩和できるという。
タイの高速道にも日本のETCに相当する自動料金支払いシステムが設置され、利用者のクレジットカード情報や残金、車のナンバーを確認できるため、バーを撤去後、料金を支払わない人がいても追跡が可能だ。現金の代わりに手軽に支払えるクーポン(金券)も販売する。
source:Thairath