タマサート病院のアレルギーセンターは、タイ人の間で建材等から発生する化学物質などが原因で引き起こされる「シックハウス症候群」が増加傾向にあるとして注意を呼び掛けている。
同症候群は、建材に含まれる化学物質ホルムアルデヒドなどに晒されることで発症する健康被害。同病院のアレルギーセンターで理事長を務めるオラパン医師によると、都心部に住むほど罹患率が高く、健康被害を訴える人が年々増えているという 。また、喘息やアレルギー性疾患といった持病がある人はより影響を受けやすく、注意が必要だ。
対策として同医師は、大気汚染が著しい場所や時間といった情報を事前に確認する他、空気感染対策に使われる「N95マスク」の携帯及び使用を推奨。長時間屋内にいて頭痛や倦怠感を感じる場合には、こまめな換気などを呼び掛けた。
source:Sanook
