5月20日(午前3時頃)、タイ陸軍はタイ全土に対し戒厳令を発令しました。
タイ陸軍のテレビ局(チャンネル5)は、「タイ陸軍は20日午前3時からタイ全土に戒厳令を発令」と報道。
陸軍司令官のプラユット氏は今回の戒厳令は「陸軍は、平和と、全ての国民及びグループの安全を回復するが目的」とし、「タイ国民に、パニックになったり怖がったりしないよう促す。平常通り生活を行うことができる」と呼び掛けた。
これによって一時的に軍が治安維持の全権を握ったことになるが、戒厳令はクーデターの前兆ではない事を重ねて強調した。
改めて本日、タイ陸軍はテレビを通じて正式に発表するとしている。
5月20日の朝7:45頃のラチャプラソン交差点付近
7:45am Army bunker in the middle of Ratchaprasong intersection – RT @annopk: แยกราชประสงค์ pic.twitter.com/gRZclExroY #Bangkok #Thailand
— Richard Barrow (@RichardBarrow) 2014, 5月 20
戒厳令と非常事態宣言の違い
戒厳令とはクーデターや戦争、紛争などが起こった場合に軍隊が全国または一部地域を警備する為の法令。国民の権利の一部を停止し、司法権や行政権などを軍隊の管理下に移行させる措置の事。それに対し、非常事態宣言とは、国家等の運営の危機に対し、緊急事態のための特別法を発動すること。武力攻撃、内乱、暴動、テロ、大規模な災害などが対象になる。措置には警察・軍隊など国家公務員の動員、最高責任者による政令の発布や検問、令状によらない逮捕・家宅捜索などを許す事の他、集会の自由やストライキなどの行為の制限である。
※Wikipediaより引用