タイ南部のナコンシータマラート県にある、ワット・カオ・プラトーンというお寺の洞窟では、お寺に寄付されたという「外れた」宝くじが壁一面に貼られ、住民や旅行者が訪れる話題のスポットとなっている。
壁に宝くじを貼った目的
この寺の住職によると、壁に外れた宝くじを貼ったのは、宝くじに描かれている挿絵を見て、タイの古い文化や慣習を次の世代の人たちに学んでもらいたいとの思いからとのこと。実際、タイの宝くじには、タイの伝統的な遊び、ソンクラーン(水かけ祭り)やローイクラトン(灯篭流し)などの慣習、動物、昔ながらのお菓子など、様々な絵が描かれている。
宝くじの挿絵の一例
買った宝くじが当たらなかった人は誰でも、お寺に持ち込むか、或いはお寺に郵送して寄付することが可能だそうだ。
タイ人の生活に根付いている宝くじ(ロッタリー)。毎月1日前後と16日前後の2回実施されているが、毎回変わる挿絵に注目して見てみるのも面白いかもしれない。
Source: posttoday, Siam Lottery(photo)