バンコク都とバンコク首都圏警察は12日、医療用の麻酔などに使われる笑気ガスを無許可で販売していたとして、犯行グループの一部を逮捕した。
警察などによると、犯行グループはガスで膨らませた風船を外国人観光客に1個50～200バーツで販売。これは薬品法違反にあたり、懲役5年以下か最大1万バーツの罰金、またはその両方が科される。
笑気ガスは歯科など医療用麻酔の他、エアバッグの中身などに使われているが、吸引すると気分が高揚して笑いが止まらなくなる。また、医師によると摂取量が増えると吐き気や目まいがする他、末梢神経障害や筋力低下などを引き起こす恐れがあり、大量に吸引した場合は窒息死する可能性もあるという。
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