11月末に開催されたモーリシャス・ポートルイスの第13回無形文化遺産保護条約政府間委員会で、タイの仮面舞踊劇「コーン」がユネスコの無形文化遺産に登録された。
仮面で感情を表現するタイ舞踊のコーン
同委員会には181カ国が参加し、タイからは文化振興局のチャイ局長が出席。古代から受け継がれ、仮面を付けて感情を表現するタイ舞踊のコーンを提案した。審査は、各国が提出したビデオなどを見ながら検討。コーンが無形文化遺産に相当すると判断された。タイから広まり、受け継がれているカンボジアのコーンも含まれているという。今回の登録に、大勢のタイ人から歓喜の声が上がった。
都心や地方で仮面舞踊劇予定
タイ文化庁のウィーラ長官は2020年までの間に、登録を祝うイベントを実施すると発表。今月3~4日にタイ文化センターで仮面舞踊劇の特別公演を行った他、国内の映画館でタイの重要な古典文学であるラーマキエンのアニメを上映。コーンの無形文化遺産登録に尽力したシリキット王妃に感謝を捧げるため、都心や地方で仮面舞踊劇を行うという。
source:Thairath