野生の象が彫刻の象を攻撃
ナコンラチャシマ州のカオヤイ国立公園で8月20日、野生の象が公園内にある象の彫刻に頭突きをしました。台座に乗っていた彫刻は倒され、台座から落ちて横向きの状態で発見されました。彫刻は現在、修理のために回収されています。
カオヤイ国立公園は広大な敷地内に手付かずの大自然が残り、約300種の鳥類、約70種の哺乳類、約24種の両生類、約2,000種の植物が生息しています。観光で公園を訪れれば、鹿や猿などが頻繁に見られます。しかし野生の象を見ることは珍しく、見かけた日にはビッグニュースになるほど遭遇する確率は多くありません。
カオヤイ国立公園とは
カオヤイ国立公園はバンコクから車で2時間半ほどの場所にあるタイで初めて国立公園に認定された公園です。正式名称はドン・パヤーイェン・カオ・ヤイ森林群で2005年7月に世界自然遺産に登録されました。カオヤイとはタイ語で「大きな山」という意味で、その名のとおり面積の85%が森林に覆われ約95種の樹木から成ります。
カオヤイ国立公園はトレッキングやキャンプ、サイクリング、ナイトサファリなどが楽しめるため、子連れ旅行の遊びスポットとしても人気です。また敷地内には40キロものトレッキングコースが整備されており、さまざまなレベルに応じたトレッキングが楽しめます。またナイトサファリではガイドが照らす明かりで、ハリネズミやシカ、ムササビなどの姿が見えます。日中には見ることのできない動物たちの様子が垣間見える、貴重な機会です。
source:THE NATIONAL THAILAND