国内線・国際線の総フライト数下方修正へ
Aeronautical Radio of Thailandは、2021年の国内・国際航空旅行の総便数の推計値を年初に発表した51万8,790便から38%減の32万3,093便に下方修正しました。今回の急な下方修正は、3月下旬以降に発生した新型コロナウィルス第3波の影響を受けたものと考えられています。
同社のThinnakorn Chuwong副社長は、「タイ国内および海外での感染者数の増加により、国内外の旅行者数が減少していることに加えて、移動を控えるよう求める政府の措置により国内線はさらに減少するだろう」と述べています。しかし「この影響は5月まで続き、6月以降はゆっくりと回復に向かいと予測しており、タイ民間航空局が航空旅行の規制を緩和する時期と重なります」と付け加えました。
サンドボックスへ期待も
また、政府のプーケット・サンドボックス・キャンペーンが7月に開始される予定のため、7月から8月にかけて、1日あたり約1,095瓶の航空便が増加する可能性があり、これは第2波が始まる直前の2020年12月と同じレベルになります。
サンドボックス計画は、新型コロナウィルスのワクチンを接種し、検査で陰性であることが確認できた場合、観光客はプーケットへの渡航が可能となります。その際、検疫を受けることなく移動制限もありません。この計画は、プーケット以外にも、パタヤ・チェンマイ・クラビ・パンガー・スラタニなど他の観光地にも適用される予定です。
ただし、予定通りに行われなかった場合や第4波が来ると想定される場合には、年間の総フライト数の見積もりをさらに下方修正する必要があるかもしれないとThinnakorn氏は話しました。
Source:THE NATION THAILAND