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渋滞世界1位も時間の問題!許容量の4.5倍のクルマが走るバンコクの交通事情。

ニューヨークに本拠を置く旅行雑誌「トラベル+レジャーマガジン(Travel + Leisure)」から世界第4位の激しい渋滞との、ありがたくない〝お墨付き〟をもらったタイ・バンコク。(下記のファンページ情報では3位)。このほど、民間の放送局「チャンネル3」がまとめた調べで、バンコク都庁府が「キャパシティ」とする交通許容量の実に約4.5倍の車が走っていることが分かった。

LikeMe Thailand からのわかりやすい比較図

今年8月末現在、バンコク都内に登録されている4輪車、2輪車の総台数は約725万2000台。域内の名目人口は約830万人だから、0.87人に1台が何らかの自動車を持っていることになる。(2輪車は全体の3分の1程度)

一方、バンコク都知事の顧問が先日明らかにしたところによると、都内の全道路を対象とした交通許容量は160万台。これ以上の車が通行すると渋滞が発生して交通が麻痺し、市民生活や産業活動に影響が出るなどの指標とされている。

160万台しか走行できないところに725万台のクルマ。実に4.5倍ほどの計算になる。世界4位の激しい渋滞との指摘が現実のものとなって見えてくる。

打開策はないのだろうか。バンコクの陸運局が今年8月の1ヶ月間に受け付けた新車の登録台数は約9万2000台。このペースで推移した場合、年間の新車登録台数は120万台となり、さらに渋滞が悪化することは確実な情勢だ。

それだけではない。経済が好調なタイ。中間所得者層の購買意欲も旺盛で、自動車やスマートフォンなどの売れ行きは絶好調。バンコクにある自動車のディーラーに申し込みのあった新車の予約台数は総計120万台というから、もはや状況は危機的と言っても過言ではないようだ。

「人手が足りないので、ワタシも交通取り締まりにあたっているのですが…」

現在の世界の渋滞ランキングは、1位メキシコシティー、2位ニューヨーク。タイ政府や都がこのまま何の手も打たなかった場合、バンコクが上位都市を追い抜き栄光の1位に輝くのも、時間の問題なのかもしれない。

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