バンコク都予算局はこのほど、来年2013年の歳入見込みを発表した。それによると歳入総額は600億バーツ(約1560億円)。このうち消費税や不動産取引関連税など税収が95.8%を占めた。
税収以外では「課徴金」として10億バーツ余り、「その他の収入」として約15億バーツが計上された。前者には各種事務手数料や教科書代が、後者には屋台の使用料などが含まれるという。
一方の日本の首都、東京。年度が異なるため比較対象が2012年度(平成24年度)実績となるが、歳入総額は6兆1490億円。ところが、税収は71.4%に止どまり、国庫支出金や都債に依存する割合が高いことが分かる。
東南アジア最大の都市バンコクと、東アジア最大の東京。税体系も経済規模も異なるため単純な比較はできないが、対比してみると、意外に「なるほど」という感じにもなる。