都内8ヶ所に増えた反政府デモの特設ステージ
予定通りバンコクの閉鎖が始まった13日。反政府派は前日の12日の夕方頃からバンコク都内の6カ所と郊外の政府合同庁舎(ジェーンワタナ)を占拠し、各路上に鉄製のガードレールや土のうなどを積みあげ主要幹線道路の遮断した。
現在のバンコク都内は書く占拠場所にステージが次々設置され、まるで国を上げた大型フェスのような状態になっている。
反政府デモ隊のステージマップ同日は都内の学校施設も臨時休暇をとったため、デモ参加者は数万人に膨れ上がったとみられてる。また、12日の深夜にはチェンワタナー通りやデモを主導する野党、民主党の本部などで発砲事件が発生少なくとも5人以上の負傷者がでた。
移動手段BTS、MRTなどの交通機関は想定以上の大混雑に・・・
反政府派が占拠した都内の道路はパトゥムワン交差点(BTSナショナルスタジアム付近)ほか、高架電車BTSアソーク駅前、セントラルワールド前(ラチャプラソン交差点)、ルムピニ公園、戦勝記念塔(BTSビクトリーモニュメント駅)、ラープラーオ5差路。
アソーク通りを占拠したデモ隊(Photo By しゃかりき432″)上記の閉鎖箇所には特設ステージと反政府隊が休養をとるためのテントなどを設営され、自炊設備(食糧、水、エナジードリンクなど)をピックアップトラックが定期的にやってきて無料配布しているほか、ルンピニ公園前の舞台ではデモ幹部が「非暴力」を強調しながら反政府演説を繰り返しており、長期間にわたってバンコク占拠する構えをみせた。
唯一開放されているBTS(スカイトレイン)、MRT(地下鉄)、空港をつなぐ高架電車エアポートリンクは通常通り運行しているが、車での通勤ができない一般市民やデモ参加者が各駅に集中し大混雑になっている。
選挙延期要請を拒否、インラック首相もついに海外脱出か?
タイ選挙委員会は南部8県の28選挙区での立候補受付ができなかったこと、立候補の受付会場で起きた暴力事故が再び起きること、選挙予算が無駄になるなどを懸念し、2月2日に実施する総選挙を5月4日に延期するよう政府に正式に要請した。
しかし、依然として政府側は”法的根拠”がないとして、選挙延期を断固拒否。
また、事実上ステープ氏とは別組織の関係とされている学生市民改革ネットワークは、現インラック首相が1月15日までに辞職しない場合、次は証券取引所を封鎖するとの声明もあった。
それに合わせて同首相が国外脱出するとの噂も出てきているため、15日までに辞職しない場合は航空施設(航空無線公社など)も封鎖し、一切出入国できないようにするという話も浮上している。
もし、航空無線止が起きた場合は各国の航空機も発着が出来ないため、軍が出動し本格的な軍事クーデターが起きる可能性が高まる。
バンコクは依然として緊張状態が続いている。