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バンコク閉鎖目前で今起きていること、そして今後起こりうること

バンコク閉鎖目前で今起きていること、そして今後起こりうること

バンコク閉鎖で起こりうること

タイ警察は反政府派が13日から開始する「バンコク閉鎖計画」で、都内の20箇所の道路が直接的に影響を受ける恐れがあるとの見通しを明らかにした。

タイ国内の主要メディアでは一時的なものとしているが現実的に状態は悪化する一方、場合によってはクーデター・非常事態宣言が発令し長期化するとのことだ。

そんな、各勢力の現在の動向と、13日当日に向け起こりうる事をまとめてみた。

【反政府派・デモ隊】・・・まずは、軍事クーデターを起したい!?

反政府派は13日から占拠するバンコク7カ所のうち、パトゥムワン交差点(BTSナショナルスタジアム駅)を中核拠点として進める計画を発表。バンコク芸術文化センター前では1日中、反政府集会を行う方針だ。

その他、ルムピニ公園、セントラルワールド前、BTSアソーク駅、BTSビクトリーモニュメント駅、ラープラーオ、そして、チェンワッタナー通りの政府総合庁舎にて13日以降、毎日16:00から2:00まで反政府集会を行う。また、同時にバンコク都内の政府庁舎付近でデモ行進を展開し、引き続き政府の業務を妨害するとしている。

【インラック政権】・・・軍と警察を経由しバンコク閉鎖を阻止する!

インラック政権と反政府派の対立が続く中で重要な役割を担うのは軍と警察。現在のタイ国軍の最高責任者であるプラユット陸軍司令官は今回の騒動で極力中立性を維持しているが、このままではクーデターの可能性も考えられるということも示唆している。

軍と警察と共に収束に向けて進めているインラック首相 (http://asiainterlaw.com)
軍と警察と共に収束に向けて進めているインラック首相 (http://asiainterlaw.com

ただ、以前にも説明したとおり軍事クーデターは国としてのイメージが悪い上、場合によっては東北部からの反タクシン派が反クーデターで過激に動き始める恐れもある。

政府は軍を「仲介」するかたちでステープ元副首相らと政府が何らかの手打ちを行う見解もあるが、インラク首相は10日の記者発表にて、「クーデターは絶対に良い結果を生まないため、軍が中立的な立場でステープ元副首相との交渉をするように薦めている」と述べた。


10日に行われた選挙妨害に反対するキャンドルキャンペーン(BTSナショナルスタジアム駅側)

【軍部】・・・全体責任は政府、政治対立へ引きずり込まないでほしい。

政府からの発表に対しプラユット陸軍司令官は、「もし、死傷者が出るような事態になったら、全責任は原則的に現政府にある」と述べ、重ねて「軍としてはどちらの側につくことも考えていない。無論、クーデターを起こす機会をうかがっているわけでもないため、軍部を政治対立に引きずり込まないでほしい」と述べた。

【中央選挙管理委員会】・・・総選挙の実施は慎重に協議すべき

タイの中央選挙管理委員会のソムチャイ委員は1月9日、「これほどの緊張状態の中で強制的にも総選挙を実施した場合、暴力沙汰も起きかねない。そのため政府側は早期に選挙実施の協議する予定を立てている」と述べた。

また、南部8県の28選挙区が候補者と不在となっている問題も合わせて協議する方針で、通常通りに総選挙を実施すべきか、否かを慎重に検討すべきという話が上がっているようだ。

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通勤者、通学者が各駅に集中!主要幹線道路の完全封鎖で交通マヒ!?

反政府派が閉鎖を予定しているエリアはアソーク、戦勝記念塔、ラチャプラソン、パトゥムワン、ルンピニ、ラートプラオ、チェンワタナーの計7か所。

上記7箇所の封鎖により、スクンビット、ラマ1世、ラマ4世、シーロム、ラチャダムリ、パヤタイ、ラートプラオ、ラチャウィティ、ラチャプラロプ、ラチャダピセーク、パホンヨティン、プラチャソンクロ、ウィパワディランシット、ディンデン、チェンワタナー近辺の16道路が大きな影響を受けるとみられる。

また、反政府派はバンコク都民に直接危害を与えないとしているが、上記の主要幹線道路が完全通行止めになるため、当日のバンコク都内への通勤及び通学者がBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)に集中し沢山の人で混雑がするとの予想もでている。

BTS,MRTに人が殺到し大混雑に・・・
BTS,MRTに人が殺到し大混雑に・・・

クーデターで非常事態宣言、バンコクの市場が一時凍結状態に!?

タイ当局は13日の「バンコク閉鎖」の当日、バンコク都内各地に警官と兵士約10,000万人以上を出動させて警戒体制をとる方針だが、デモ隊と直接衝突して阻止を図れば、軍事クーデターが起き、場合によっては非常事態宣言をが発生する可能性がある。

タイ国内のメディア問わず今回の「バンコク閉鎖」は一時的なもので、マーケット全体に大きな影響が及ぶことはないとしているが、デモ隊による主要道路の占拠を避ける方法はいまのところなく、2006年のクーデター同様いったん拠点を設営されると撤去させるのにも時間を要するため、事態は長期化する恐れは十分ある。

1月13日のバンコク閉鎖へ向け引き続き注意が必要だ。

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