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バンコク爆弾テロ事件 犯人逮捕が難航するもう一つの理由

出典:wherethailand
出典:wherethailand

8月16日にバンコク中心部で発生した爆破テロ事件は100人以上の負傷者を出し、残虐かつ非道極まりない前代未聞の殺人事件は全世界の人々に恐怖と悲しみを与えた。

防犯カメラから浮かび上がった犯人像

事件の翌日には現場付近の防犯カメラから黄色のTシャツを着た犯人像が特定。その後、タイ警察は犯人の似顔絵とイメージ画像を公開しタイ国内ほとんどの情報メディアが取り上げ、早期犯人逮捕のため報道各社も慎重に情報配信を続けていた・・・

爆弾犯のイメージ画像/出展:@Lakana_NRadio
公開された爆弾犯のイメージ画像/出展:@Lakana_NRadio

老舗新聞メディアNationと非常識な取材クルー

1970年代に創刊されたタイ発の英字新聞「ネーション」(The Nation)は、今やタイに住む外国人の間で知らない人はいない。本誌が全面英語表記であるためか、ときおりタイ国民をあざ笑うかのような記事表現も特徴的なネーション。しかし、この度起こした不祥事は国を代表するメディアとして少し恥をかいてしまったようだ。

犯人のイメージ写真が公開された当日。ネーションのテレビ取材班はまるで警察を混乱させるような犯人そっくりに変装をさせたレポーターを現場に送り込んでしまった。さすがに一般タイ人からは「死者が出ているのにも関わらずあるまじき行為」としてクレームが飛び交い、レポーターや撮影クルーの画像も即時ソーシャルメディアで公開され批判コメントが殺到した。

ネーション側はこれらの不祥事に対して公式Twitterなどで陳謝している・・・

ネーションの謝罪メッセージ
ネーションの謝罪メッセージ

結局有力な手がかりは見つからず・・・

一部では犯人は既に国外逃亡したという話も浮かび上がってきているが、タイ警察による聞き込み捜査は現在もなお続けられている。また、当局は有力な情報提供者に対し、100万バーツ報奨金を準備。さらにタイの市民団体であるUDD(反独裁民主同盟)が爆破事件との関連性を否定するように200万バーツの報奨金を上乗せした。

しかし、8月21日現在、犯人逮捕につながる有力な手がかりが上がっていなく、犯人の似顔絵を公開すればふざけたコラージュ写真(クソコラ)が出回り、地元の老舗メディアは数字獲得のために悪ふざけを平気でやってしまう事態に・・・

果たしてこのような流れの中で犯人は捕まるのだろうか。

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