12月12日、タイの運輸省が改正を承認し、結局、値上げが決定したバンコクのタクシー料金・・・その詳細はいったいどんな内容なのかをまとめてみました。
改訂されたバンコクのタクシー料金の詳細
急に値上げが決まったバンコクのタクシー料金。初乗りは現行のままの35バーツ(120円前後)だが、キロ数ごとの加算額が12キロから10キロに変更。また、渋滞中などの走行速度が時速6キロ以下の場合は、以前の旧運賃では1.5バーツから2バーツに変更されている。
2014年版バンコクのタクシー料金
初乗り:35バーツ
1km〜10km/5.5バーツ
10km〜20km/6.5バーツ
20km〜40km/7.5バーツ
40km〜60km/8バーツ
60km〜80km/9バーツ
80km以上/10.5
※タクシーサービスを使い呼び出す場合:+20バーツ
※空港から:+50バーツ
さらに、今後6ヶ月の間で各タクシードライバーのサービスが改善された場合、さらなる値上げが検討されており、最終的に13%の値上げ予定しているとのこと。
タクシードライバーに課せられた労働条件とは?
法人タクシーはピンク、ブルー、オレンジ、黄色。個人タクシーは緑・黄色。現在、登録台数が10万台と言われているバンコクのタクシー。今回の料金改定に伴い、タイ陸運局が義務付けた労働条件は「営業用自動車運転免許常備」、「正装」、「車内温度の最適化」、「内装のメンテナンス」、「車体のメンテナンス」などの計5項目。
ときおりドライバーの趣味で過激に装飾されたタクシーも目にしますが、これも時間と共になくなっていくのでしょうか・・・
バンコクのタクシー”クレームランキング”
しかしながら、バンコクのタクシーは観光客問わず地元タイ人からのクレームが多い。タイの地元メディアの統計によるクレームランキングは下記の通り。
バンコクタクシーのクレームランキング
1位:断る。
2位:話し方。
3位:運転の荒さ。
4位:目的地へ確実に送らない。
5位:メータ使わない。
先日の報道では、「タクシー料金の改訂は来年以降へ持ち越し!」との話もあったが、タクシー組合からの苦情が止まらなかったのか、突然決まったタクシー料金値上げ。ちょっと残念なニュースですが、これもまたタイが進化する上では仕方がない事なのでしょうか・・・