格安航空会社のエアアジアが6月22日、バンコク(ドンムアン空港)〜札幌(新千歳空港)直行便を8月から運休することを正式発表しました。
重大な安全上の懸念を受け対応策
今年3月、国連の国際民間航空機関(ICAO)が、タイ航空当局の安全面に不備があるとして「重大な安全上の懸念」通称”SSC”を表明。
その後、日本の国土交通省は、タイの航空会社による日本路線の新規就航やチャーター便などの認可を3月29日から凍結。タイ・エアアジアは臨時対応策として、グループ会社「エアアジアX」が5月1日から札幌便の代替運航を行っていた。
臨時対応策も及ばず・・・
ICAOはSSCを正式に公表するまでにタイ当局に対して90日間の猶予期間を設けていた。しかし、是正措置が期間内に間に合わず、今月18日ICAOの公式ホームページで「不備による日本側の規制強化」を理由にタイに対するSSCが再度公表された。
タイの航空当局の安全審査体制の状況が正常化すれば運航を再開するとしており、予約の変更については8月1日以降、返金・バンコク〜東京線への変更に応じる。